【お知らせ】サイト名を「ふなかもめ」へ変更しました

【無料の動物病院向け電子カルテ】VetCare Pro 導入・操作マニュアル

VetCare Proは、小規模/中規模動物病院向けのシンプルで軽量な電子カルテシステムです。 高価な専用サーバーは不要。一般的なレンタルサーバーや、院内のパソコンですぐに使い始められます。

【重要】はじめにお読みください

このシステムを使用する上で、最も重要な注意点があります。

このシステムは公務員獣医(臨床経験ゼロ)が監修しています

製作者は公務員獣医(公衆衛生)しかなく、動物病院で働いた経験が一度もありません。 そのため、実際の臨床現場の業務フロー、用語の使い方、必要な機能などが、一般的な動物病院の常識とズレている可能性が高いです。

  • 「なんでこの機能がないの?」
  • 「この動線はおかしいのでは?」

と感じる箇所があるかもしれませんが、「素人が作ったものだから仕方ない」と割り切れる方、または「自分で使いやすいように改造してやる」という気概のある方のみご使用ください。

動作環境(準備するもの)

導入には以下のいずれかの環境が必要です。

A. レンタルサーバーで使う

  • 必要なもの: PHPが動く一般的なレンタルサーバー(エックスサーバー、さくらインターネット、ConoHa WINGなど)
  • メリット: 院外(自宅など)からもカルテが見れます。

B. 院内のパソコンで使う(月額0円で使いたい場合)

  • 必要なもの: 院内のパソコン(Windows/Mac)にXAMPPなどのサーバーソフトをインストール。
  • メリット: インターネットが切れても使えます。費用がかかりません。

設置とインストール

1・ファイルのアップロード

vetcare-pro フォルダの中身をすべてサーバーにアップロードします。

2・権限(パーミッション)の設定

これができていないと動きません。以下の2つのフォルダに対して、サーバー上で書き込み権限を与えてください。

  • data フォルダ → 権限を 777 (読み書き実行 可能) に設定
  • uploads フォルダ → 権限を 777 (読み書き実行 可能) に設定

初心者の方へ: レンタルサーバーのファイルマネージャーやFTPソフトでフォルダを右クリックし、属性変更やパーミッションから数値を入力できます。

3・セットアップ画面へアクセス

ブラウザを開き、以下のURLにアクセスしてください。

http://(あなたのサイトのURL)/vetcare/pages/install.php

画面の指示に従ってボタンを押していくだけで、データベースが作成されます。 最後に管理者アカウント(ID・パスワード)を作成して完了です。

病院ごとのカスタマイズ

このシステムは施設ごとの違いに対応するため、設定画面を用意しています。 ログイン後、サイドメニューの 施設設定 から以下を変更してください。

  1. 病院情報: 病院名、住所、電話番号(処方箋や領収書に印字されます)
  2. 消費税率: デフォルトの税率(8%や10%、将来の増税や減税にも対応)
  3. 病棟・部屋リスト: 入院室の名称(例:「第一犬舎」「ICU」「隔離室」など自由に書き換え可能)
  4. 印鑑画像: 領収書や診断書に押す角印の画像をアップロードできます。

業務の流れ

臨床経験のない人が「たぶんこうだろう」と想像して作ったフローです。

  1. 受付:
    • 「飼い主登録」→「患畜(ペット)登録」を行います。
  2. 診察:
    • 患畜詳細ページから「新規カルテ」を作成します。
    • SOAP(主観、客観、評価、計画)を入力します。
    • 写真を撮ったらその場でアップロードできます。
  3. オーダー(処方・検査):
    • カルテ画面から「オーダー追加」で、薬や検査を入力します。これが会計に直結します。
  4. 会計:
    • 「会計管理」メニューを見ると、オーダーされた内容が未払金として並んでいます。
    • 内容を確認して「会計確定」を押すと、領収書が発行されます。

運用上の注意・セキュリティ

安全に使うために、以下の約束を守ってください。

インストールファイルの削除

セットアップが完了したら、サーバー上の pages/install.php ファイルを必ず削除してください。 (残しておくと、悪意のある人にデータを初期化される危険があります)

バックアップについて

このシステムは data/vetcare.db という1つのファイルにすべてのデータ(カルテ、顧客情報)を保存しています(SQLiteの場合)。 このファイルを定期的にUSBメモリなどにコピー(バックアップ)してください。 パソコンが壊れても、このファイルさえあれば復旧できます。

画像の容量

スマホで撮った写真は容量が大きいです。そのまま大量にアップロードするとサーバーがすぐにいっぱいになります。適度にリサイズして登録することをお勧めします。